帰宅後はアニメとミステリーとともに

ツイッターや読書メーターでは書ききれなかったミステリーの感想やアニメの考察など

四月は君の嘘はスクリーンでどう紡がれる(または実写化はどうされるべき)

東京であった文学フリマに出かけて、

購入したものに四月は君の嘘(以下 君嘘)

について触れているもの(フィクションは重なり合うとMerca)があったので、また書きたくなりました。

既にアニクリで書いているののとツイキャスでも話しているので、ここでは君嘘の実写化が成功する条件を考えていきたいと思います。
(音楽の質がいいことは必須なので、そこ以外を考えてみましょう。)
作品の性質
回想の多いことが特徴で、映画の場合尺の関係上、まとめられる可能性が高いです。
ただ、「光」の表現、「水」の表現、上を向くといった行動は何回も重ねられていることなので短縮は可能でしょう。

演奏シーン(原作でいくのかアニメでいくのか)
原作では言葉のみに留まっていますが、アニメにおいては水を使った表現が描写されています。終盤の演奏は映像としてもカラフルで美しいので、最大限表現すべきところです。(光の表現についても同様)
CGを効果的に使うのであればこのシーンだと思うのですが、アニメだからこそ良かった表現にも思える所があります。

とはいえ原作の通りにするのは簡単ですが、作品の良さを考えるなら、CGを使って表現するのがいいでしょう。

宮園かをりのエピソードに集中すべき?
物語としてはシンプルになるように思えますが、必要性が薄いメインの登場人物がいないのも、この漫画・アニメの特徴です。
宮園かをりはもちろんのこと、ヒロインは特にその傾向が強く、ピアノ抜きで公正のことを好きな澤部 椿、連弾をした相座凪。それぞれ重要です。
特に演奏シーンもある相座凪は省略するべきではないでしょう。

(ファントムやクリスティーヌといった用語は原作やアニメより説明がいるかもしれません)

お手本になる作品は?

最近の漫画原作・アニメ実写化といえばちはやふるを思い浮かべます。

一瞬の勝負であることを強調させるスローモーション。

上の句においてはCGがうまく使われています。

君嘘であれば重要にされるべきは演奏シーンに他なりません。

 

原作をどれだけ短くまとめ、テーマをはっきりさせるか。重要なシーンをいかに強調できるかというのは、変わりが無いといえます。

 

四月は君の嘘 ORIGINAL SONG & SOUNDTRACK